Hello!Project 2020 Summer COVERS ~The Ballad~ 7/11 Cチーム 感想

先日、中野サンプラザで開催されたハロコンに行ってきました。

 

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🍭 ハロプロ、挑戦尽くしの夏コン開幕!「365日の紙飛行機」カバーに会場驚愕[メンバーコメントあり] - Pop'n'Roll(ポップンロール)

 

私が入ったのは7/11 Cチームの公演。

OGオタクである友人に保田さんのレポを頼まれたついでに各曲のメモを取っていたのでツイートに残そうとしたのですが、まあ結構長くてツイッターで何とかなる感じではなかったためこっちに残しておきます。

レポというより感想文なので、今後行く方の参考にはあまりならないかも…

 

私:アンジュルムのオタク。たけちゃん推し。でもさすがにハロメンの顔と名前は全員一致するようになった。

アンジュルム以外のグループはあまりよく知らない部分も多いのでその辺は予めご留意ください。

 

以下空白。空白以降は当たり前のようにネタバレするので注意です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

OP:登場→365日の紙飛行機/全員

MC 保田圭さんによる公演の説明

客席前方の扉、下手側上手側からそれぞれ一人ずつ出てきて客席の方を通りステージへ。

バラード風のヒーリングBGM?みたいな音楽とともに登場します。初日だったのもあるのか、客席に手を振るような雰囲気というよりは緊張感のある表情で出てきたメンバーが多かった印象。

(私は双眼鏡でずっと竹内さんのことを追っていたので、ステージに上がる直前に階段のところでいっちゃん?とアイコンタクトを取りながら照れ笑いする姿を見て既に涙していました)

 

衣装は全員白の入ったカラフルかつ統一感のあるスタイル。

ドレス風のフォーマルな服装の子もいれば、ショートパンツの子もいました。この辺は曲の雰囲気に合わせて作られたものと思われます。総じてみんな可愛い。

 

3人ずつくらいでお辞儀と拍手のみの挨拶を終えて一旦はけた後、365日の紙飛行機のイントロが流れはじめます。

最初は上手側から竹内さんが一人で出てきて、冒頭の2,3パート独唱。(オタクは号泣)

その後メンバーが数人ずつ出てきて最終的に全員がばらけながらも美しいフォーメーションとなってサビの全員歌唱に繋がります。ブログ冒頭の写真はこのときのもの。

途中、チーム内にいるグループごとのパートもあり(アンジュだったらたけ・もも・りん3人で歌うパートがあるってこと)、胸が熱くなりました。

出演メンバー全員でのユニゾン、数人でのユニゾンともに安定して綺麗なハーモニーとなっていて、「大好きなハロー!プロジェクトが戻ってきた」と実感。

落ちサビ?のソロパートは宮本さんでした。卒業を見据えてか与えられた重要なパートだと思いますが、何ということもなく見事に歌いきっていました。

 

歌の終了後は保田さんのMCを挟んでメインのソロパフォーマンスに入ります。

ちなみに全員が歌い終わった後集合しての挨拶などはないので、出演メンバー全員が一斉にステージに立っているところが見られるのは最初だけということになります。ちょっと寂しい。

 

 

1.TOMORROW/一岡怜奈

回ごとに抽選を行うためランダムではありますが、この日と12日のセットリストでトップバッターを務めたのはBEYOOOOONDSのリーダーである一岡さん。もちろん緊張もあったかと思うけど、それを感じさせないパフォーマンスでした。

「涙の数だけ強くなれるよ アスファルトに咲く花のように」

一岡さん自身のバックグラウンドにも、今のハロープロジェクトやエンターテイメント全体にも当てはまる象徴的な曲がこの公演の最初を飾るのは何か因果を感じます。

いっちゃんの堂々としたパフォーマンスを見て、また改めて大好きな彼女たちがステージに立ちそれを見届けられる空間が戻ってきたことを感じられました。

 

2.愛唄/山﨑夢羽

元々男性ボーカルの曲で、かなりキーが高くなっていました。これに限らず原曲と比べるとキーが調整されていたり音源のアレンジがあったりと、最大限のパフォーマンスを引き出すための工夫が感じられます。

↑これは一部の曲をアレンジされた方のツイート。事務所の本気度が伺えます。

キーが調整されているとはいえいつものハロ曲と比べるとかなり音程の低い曲だと思いますが、ゆはねちんはもう完璧に歌っていました。

特にラップは語るような、歌うような滑らかさを感じました。今までは活発な女の子らしい歌い方をするイメージを持っていましたが、今回はより中性的に演じているような印象。

ソロフェスでも抱いた彼女の万能アイドル感はここでも存分に発揮されていました。全然関係ないんですが、私はゆはねちんの髪のキューティクルに強烈な憧れを持っています。(ほんとに全然関係ない)

 

3.ひまわりの約束/横山玲奈

曲に合ったひまわりの衣装がとても可愛い。本当に似合ってる。

はじめ緊張していたのか声が少し震えていたような感じを受けたので、「頑張れー!」と見ていました。サビで曲名通りのひまわりのような笑顔を見せてくれたのが印象的なパフォーマンスでした。

MCでも「ひまわりが好きで」と語っていたように、横山さんにぴったりな曲だと思います。

彼女のことを深くは知らないのですが、試行錯誤で曲の表現を煮詰めて成長させようともがいているのが伝わってきました。

 

ここで一度MC。トップバッター3人と保田さんが出てきて、それぞれ一問一答くらいの会話がありました。

この先MCの表記はしませんが、同じように3人歌ったらMC→次の3人へというローテーションで進んでいきます。

 

4.雪の華/竹内朱莉

大本命。愛しの推し。ネタバレなしの重い感想は以下の通り既にツイートしているのでほぼ省略します。(と言いながらここから先普通に語り出しますが)

他の方のツイート見て思い出したけど、そういえば去年のはじめに室田瑞希ちゃんと映画『雪の華』の試写会に行っていましたし、選曲にはそういった理由もあったのかなあなんて考えています。あの時はまさかこんなことになるだなんて想像もしていなかった…思えば随分遠いところへ来たものです(?)

たけ=夏!活発!みたいなイメージがありますが、確か本人は好きな季節を訪ねられた時冬だと答えていたような気がします。この季節外れな名曲は、ある意味彼女にぴったりな選曲だと感じました。ありがとうアップフロント。ありがとう世界。ありがとう愛しの推し。

 

5.香水/清野桃々姫

ソロフェスの時もそうだったんだけど、桃々姫ちゃんの出番が毎度竹内さんのちょい後なのでいつも呆然とした放心状態で見ることになる。ごめん。

いやでも放心状態でも桃々姫ちゃんがすごいことは分かりましたよ。本当に。

原曲は気怠げに独り言を呟くような歌ですが、彼女の手にかかればもう全く違う曲に変えてしまったと言っても過言ではないと思います。

相手がまるでそこにいるかのような情熱的な歌い方。演劇派グループBEYOOOOONDSの真髄を見たような気持ちでした。当然のように歌は上手く、一度たりともピッチを外さないまま「香水」を別の曲として完成させていました。すごい。

 

6.あなたに逢いたくて〜Missing You〜/笠原桃奈

この辺まで呆然としてるのであんまり感情の記憶がなくてメモを頼りに状況を思い出して書いてるんですが(いやほんとに次は絶対にちゃんと心で聴く!)、ピュアな高音が今でも耳に残るくらい素晴らしいパフォーマンスだったと思います。

初めに出てきた時抱いた感想は「髪長くなったな〜」でした。竹内さんもそうですが、自粛期間中にみんなヘアスタイルなんかも結構変わっているので新鮮ですね。

桃奈のイメージというか持ち味は「荒削りながらも情熱的でチャーミング」みたいなところにあると思っていましたが、久しぶりにステージに立った彼女はもうその段階を乗り越えてさらに進化していました。

豊かな感情表現はそのままに、一度も音を外さず完璧に歌いきった姿は本当に頼もしかったです。あなたはアンジュルムの未来だから。

 

7.駅/植村あかり

思わず聞き入ってしまうほど上手で完成されているパフォーマンスでした。

原曲と比べるとしっとりとした歌い方で、より「バラード感」を感じる貫禄のステージング。

失礼ながら初期Juice=Juice時代をよく知らないオタクからすると、「歌が成長した」という印象すら抱かないくらい仕上がったプロのステージだったと思います。

 

8.カブトムシ/浅倉樹々

私は開演前こっそり「カブトムシが来たらその子のオタクがキュンで死ぬ…もはやテロ…」と思いながらA,Bチームで歌われなかったことに戦々恐々としていました。(結果として私の推しはカブトムシを歌わずしてオタクを灰にしてしまったわけですが)

そのくらいそもそも曲としてドストレートにオタクに響く曲を与えられたのは、浅倉樹々ちゃんでした。イントロが流れた瞬間「あ〜…なるほどね…」と納得してしまう人選。樹々ちゃんのオタクは無事だったのでしょうか。

感情表現の多い歌い方で、演じているみたいだなという印象。ラブソングのプレイヤーとして申し分ないキュンを頂きました。あとはカラフルなチュールにショートのデニムスカートを合わせた衣装が可愛い。

最後の「生涯忘れることはないでしょう」のビブラートがとても綺麗でした。当たり前に歌が上手い世界ですね。

 

9.オリビアを聴きながら/宮本佳林

佳林さんのソロを一曲丸々生で聴くのは初めてだったのですが、もう、これは言うまでもありませんね。すごすぎる。

特別すごい技術を新たに身につけたわけでもなく、多分自然体に近い形でのパフォーマンスをしていたように感じました。それでも、完璧。

「こういうソロ歌手いた」って走り書きのメモが残っていました。でも、こんな歌手彼女しかいませんね。卒業後ソロで活動していくというスタンスに恥じない素晴らしいパフォーマンスでした。

最後お辞儀をするのを忘れてMCの保田さんがステージに出てきた瞬間、「礼すんの忘れました!」と慌てて笑いながらペコっとお辞儀して会場を和ませるところまで完璧すぎました。見れてよかった。

 

10.あなたに会えてよかった/岡村美波

世代ではないのであまり存じ上げておらずセトリを予習したときに初めて知った曲だったのですが、これは往年の名曲というものですよね。

一言で感想をまとめると「すごい、完璧だ」でした。

いや、すごくて完璧なのは結構みんなそうなのですが、彼女の場合は15歳という年齢でありながら「みいみ」というアイドル像を完璧に世代が全く異なるはずのこの曲に落とし込んで形にしている点で本当にすごいと思ったのです。みいみ、可愛い!という感情が曲を通してストレートにガツンと伝わってくる、そんなパフォーマンスでした。

 

11.もののけ姫/小田さくら

曲始まって0.5秒で最初に浮かんだ感情は「お前かーーーーー!!!!!!」でした。(お前とか失礼なこと言ってごめんなさいメモに書いてあったので)

正直、誰が歌ってもネタ以上にはならないと思っていました。曲目が発表された直後からもののけ姫って誰が歌うんだとザワザワしていましたが、周りでは竹内さんが歌うんじゃという声もありました。私も半分くらいまさかと思いつつ「まあソロフェスで真面目なバラードは十分味わせてもらったし、謎のネタ枠でもいいかなあ」なんて冗談で話していました。完全に失礼でした。もののけ姫を舐めていました。

シンプルな白いワンピースに仁王立ちで美しすぎる歌声を響かせる小田さくら様に圧倒されるばかり。

あのときあそこは中野サンプラザではなく、荘厳な自然に溢れた清らかな森となっていました。「精霊が見えた」「こだまになった」などの意味不明なメモがその迫力を物語っています(?)。

ステージ後方に三原色の照明を組み合わせるシンプルな作りのライトが4つ設置されているのですが、小田さんのパフォーマンスのときはそれら全てが真っ赤に染まっていて、異常なまでの威圧感を放っていました。

いやあ、すごいものを見てしまった。

 

12.夢をあきらめないで/牧野真莉愛

きちんとソロを聴くのは初めてだった(ソロフェスのときは確か時間が合わなくて見られなかった)のですが、真っ直ぐとしたら歌い方が印象的だなあと思います。清純な曲なイメージに合った、さわやかな風が感じられるようなパフォーマンスでした。

スカートの部分がライトピンク色になったドレスのような衣装で、くるぶしまでスカートがあるので脚はほぼ全く見えなかったはずなのですが、それでも「脚長っ!」という感想でした。どんだけスタイルが良いのか……

 

13.打上花火/谷本安美

失礼ながらソロフェスでパフォーマンスを拝見するまでお尻を触るお姉さんというイメージしかなく(本当に失礼)、ソロフェスを見て綺麗!とびっくりしたクチでした。

今回の打上花火はかなり難しい曲だったと思うのですが、それを感じさせないながらも消えそうな儚い姿を体現していました。

夏の夜、切ない恋に身を寄せる少女…そんなイメージを抱くような素晴らしい表現を見せられたステージだったと思います。胸がキュッと締め付けられました。

 

14.セーラー服と機関銃/橋迫鈴

いや、この曲鈴ちゃんにあげるの!?すごいね!?が第一印象でした。

確かに彼女の凛とした歌声と何事にも動じない姿に潜むアンニュイさにとてもマッチした素晴らしい選曲だと思います。

ただ、「愛した男たちを想い出に変えて」と鈴ちゃんが真剣に歌っている姿は中々に衝撃的でした。謎に説得力があるところも含めて。

曲を通してギュッと固く握られた左手が緊張を物語っていましたが、一度もピッチ・リズムを外さずに歌いきった姿に思わず「頑張ったね!!!」と心の中で大声援を送りました。あと、Aメロでは「りんちゃん!」と心の中でコールしていました。

パフォーマンスは堂々としたものでしたが、歌い終わってお辞儀したあと(別に走らなくていいのに)ちょこちょこ走ってはけていくところが年相応で可愛かったです。

 

15.さよなら大好きな人/工藤由愛

正統派なバラードのラブソング。タコちゃんも物凄く物凄く緊張しているのが伝わってきました。

息継ぎのタイミングがわからなくなってしまったのか一瞬声が詰まってしまったところもありましたが、見事に歌い切ったという感じでした。多分今まであまり挑戦してこなかったタイプの曲だと思うので、これからどう表現が進化していくのが見たくなりました。

後半になり、リラックスして歌えるようになった姿でまたパフォーマンスを見られる日がとても楽しみです。

 

16.手紙〜拝啓、十五の君へ〜/山﨑愛生

ソロフェスでの愛生ちゃんのパフォーマンスは本当に素晴らしいものでした。贔屓目を除けば間違いなくトップ3に入るくらいお気に入りで、何回も見返しています。

ソロフェスは「今の山﨑愛生」が文句なしの満点を取るための、現在の魅力を最大限に引き出す選曲・パフォーマンスだったとすれば、今回の曲は「未来の山﨑愛生」のために与えられた曲だと感じました。

メイクもいつもより少し大人で、背伸びした印象を受けます。ていうかまた脚が長いこと!

曲の音域が非常に広く、低音・高音ともに少し苦しそうなところがあったのは元々の声質なのか緊張ゆえなのかは分かりませんでしたが、完成度という面で見ればまだまだ向上の余地があると思いました。

しかしそれは彼女の技量不足というわけではなくて、元々難易度的に彼女が壁にぶち当たるように設定されたものなのではないかと(個人的にはですが)感じます。(少し苦しそうなところがあったと書きましたが、とはいえそれでも十分すぎるくらい堂々とした素晴らしい歌声でした。近いうちにまた彼女の歌を聴く頃にはもっと進化しているだろうと思います。)

そもそも、この曲は「大人になった少女が若かりし日の自分にエールを贈る歌」です。今まさに15歳を迎えている少女が歌うべき曲ではありません。ではなぜそんな曲を彼女に与えたかといえば、「未来の山﨑愛生へ贈るタイムカプセル」のような宝物にしてほしいという意図があるからではないかと私は思います。

いつか大人になり、たくさんの苦難を乗り越えた彼女が再びこの曲を歌うとき、今日の日の思い出とともに真の輝きを放つでしょう。そういう未来への可能性を感じるパフォーマンスでした。

 

 

17.やさしいキスをして/岸本ゆめの

なんというか、もう貫禄のステージでしたね。「岸本ゆめの」という表現者として完成されていました。

今回のハロコンではABC公演通してのトリが彼女ということで、立ち位置に恥じないパフォーマンスだったと思います。緊張感は微塵も感じさせず、儚くも力強い美しさを感じました。

流石!!!というのが一番の感想です。これからのきしもんがここからどう進化していくかにも期待が高まりました。

 

エンディング〜全体の感想

愛生ちゃん、きしもんのパフォーマンスが終わった後、2人と保田さんを交えてMC。

感想を聞かれたきしもんが「これだけ最初に言わせてください。皆さん、お久しぶりでーす!」と元気に言ってくれたのが嬉しかったです。

 

2人がはけたあとは保田さんが1人で公演全体の〆。

保田さんのMCはメンバーを引き立て魅力を伝えることを第一に考えていらっしゃるような感じで、とても聞いていて心地よかったです。

最後に保田さんが「ご来場ありがとうございました」と大きくお辞儀をして、観客の拍手で公演は幕を閉じました。バラード公演らしい静かな終わり方だったなと思います。

 

公演全体としては、いつものライブと違って緊張感があり、厳かな雰囲気で行われたコンサートでした。

観客の発声は禁止ですが、時々MCで客席から小さく笑い声が聞こえたのが温かく感じました。静かながらも、演者とスタッフ・観客の一体感を感じられる素晴らしいコンサートだったと思います。

 

何より、このような状況で「新しい取り組み」と称してこのようにメンバー一人一人にスポットライトが当たるイベントを企画してくださった方々に感謝でいっぱいです。たくさんの元気をもらいました。

ハロー!プロジェクトが好きな人全員に見てほしいと思うくらい素敵なものでしたが、もちろん見られない人もたくさんいるでしょうし、リスクが高いことも承知です。できれば、何かしらの形で映像化してほしいなと思います。

 

参加した個人としては、リスクを背負ってでも中野へ行き、あの空間にいられたことがとても幸せでした。メンバーが努力した成果をステージで披露してそれをファンが見守る空間が好きです。

また大きな声でコールして彼女たちを応援できる日を楽しみにしながら、今はこの新しい挑戦を見守っていきたいと思います。(本当は大阪公演にも行きたすぎて高速バスまで調べましたがさすがにやめました。大人しく次の中野公演まで待ちます)

 

ここまで読んでいただきありがとうございました。

今年も半分が過ぎてしまいましたが、みなさまが素敵なオタクライフを過ごせますように。くれぐれも体調管理には気をつけましょうね。