「2020年は後輩を育てる1年にしたい」

私の推し、アンジュルムのリーダーである竹内朱莉さんはカウントダウンコンサートで2020年を迎えた直後に、迷いなくそう言い放ちました。

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“2019年は激動の一年だった”

彼女たちが言っていた通り、2019年はアンジュルムにとってまさに激動の時代でした。

オタクにとってももちろん激動でしたが、彼女たちが感じた変化や困惑は私たちよりももっともっと大きなものだったと思います。

 

そんな中、竹内さんは和田彩花さんが卒業されたあとに2代目のリーダーとしてアンジュルムを率いる立場になりました。

「やめないで」「ずっと見ていてください」と泣きじゃくりながら和田さんに言った武道館のあの日から早半年。奇しくも「ずっと心配して見てるよ」と笑って彼女たちに声を掛けた和田さんはほとんど同じ時間、ひとりの違うアイドルとなって再び大きなステージに立っていました。

6月には頼りなさげに振舞っていた彼女ですが、半年という時間は短くも竹内さんのリーダーとしての新たな側面を引き出すのに十分なものだったと思います。7月には橋迫鈴さんという新メンバーを迎え、半年の間に同期である勝田里奈さん・中西香菜さんの卒業を見送った竹内さんにとって、アンジュルムは「守るべきもの」であると同時に「自らが変えるべきもの」になっていったのかもしれません。

先日もリハの時に竹内さんが主導となってリズムの取り方を後輩に指導したという話がありました。和田さんが卒業する前、「私がリーダーになったら大変ですよ、これからどうなっちゃうんでしょうね」と冗談交じりによく口にしていたのはたぶん真実で、そんな彼女が半年かけてしっかりと見つけたのが「パフォーマンスで後輩を育てる」という責務。そういう気持ちの変化が表れた発言だと感じました。

 

「私はまだやめません」という言葉

同期の卒業が立て続けにあり握手などで頻繁に言われたのか、最近竹内さんが「私まだいますからね!安心してくださいね」とMCなどで直接言葉にして言ってくれることが増えました。カウコンでのトークでも「今年はそろそろ落ち着いてグループを育てる1年にしたい」と言っていましたし、今辞める気はさらさらなく不安がっているオタクにちゃんと冗談めかして明言してくれるあたり本当に優しいなあと思います。

 

ただ、今の竹内さん自身がグループにおける存在意義を“次世代に繋げる”ことに大きく見出していることが、オタクには少し寂しかったりもします。

次の世代にバトンを渡すということは、自分が持っているバトンを手放すということです。

かつて和田さんがアンジュルムから自分を切り離すことを選択したように、竹内さんにもそういう日が来ることは時たま話題に出る通りでしょう。「いつか自分が離れる時が来てもアンジュルムがずっとずっと続いていくように」そんな想いが(特にここ最近の)竹内さんの言動や行動に表れているような気がします。

私がついいつか来るであろう竹内さんが卒業する日について考えてしまうことがあるように、竹内さんもある程度自分の区切りを見据えて今を生きているのかもしれないなと思いました。

もちろんそれは彼女のキャリアや立場を考えれば至極当たり前の話で、決して悪いことでも否定すべきことでもありません。今すぐではないにせよ常に“アンジュルムとしての終わり”が隣にあることを感じながら、一瞬一瞬を見逃さないように大切にしたいとオタクとしては思います。

 

そうは言うけど

まだまだ後輩に座を譲る気はないなと竹内さんのパフォーマンスを見て毎回痛感させられます。

 

ちょっぴりセンチだったのでいつかの卒業の話なんかしてしまいましたが、「後輩を育てる」という彼女の言葉は確かな信頼に値するものです。竹内朱莉というリーダーのもとで2020年のアンジュルムがどのように進化していくのか、本当に楽しみで仕方がありません。

 

「落ち着いた1年を…」なんて言ってましたが、きっと今年も(いい意味で)ドッタンバッタン大騒ぎのままあっという間に過ぎていくんじゃないかなあと思います。

オタクは竹内さんの在るところにならどこへでもついていき、アンジュルムが見せてくれるまばゆい愛の世界を実現させるためひたすら頑張るのみでしょう。振り落とされてる場合じゃありません。アンジュルムはパワーですから。

 

最後に少し余談ですが、最近「2020年の目標は」と聞かれたときにはよくグループとしての目標を口にしてくれる頼もしいリーダーが、一方で自分のバースデーイベントでしか手に入らない生写真で「書道の個展を開きたい」と小さく書いてくれたことがとても嬉しかったりします。竹内朱莉という個人も大事にしたいオタクを大事にしてくれる、そんなところが大好きです。今年こそ実現してくれるといいなあ。

 

では、良い一年を!